北京
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第4回中国・ASEAN民族文化フォーラムが17日、広西チワン族自治区の桂林市で開かれました。
フォーラムには中国、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシア、ブルネイ、インド、日本などの国からの来賓や学者150人以上が参加しました。
2017年から構築されている中国とASEAN諸国間の「陸海新通路」について国務院発展研究センターの劉雲中研究員は「『陸海新通路』は貿易物流を強化し、人的往来を促進する役割を果たしている。広西チワン族自治区は多民族の地方として独自の人文や観光資源を持ち、ASEAN諸国と古くから往来を続けている。『陸海新通路』の構築に伴い、自治区とASEAN諸国との経済貿易がいっそう拡大し、文化交流も密接化していく」と示しました。
「陸海新通路」は「一帯一路構想」の重要な一環として、中国と欧州を結ぶ貨物鉄道『中欧班列』と長江水運システムが合流する重慶市を中心に据えています。また、ASEAN諸国ではシンガポールを中枢として、広西チワン族自治区沿岸の北部湾を経由して中国大陸西部と東南アジアを結ぶ陸上・海上輸送路です。中国国内では重慶市、広西チワン族自治区、貴州省、雲南省、甘粛省、青海省、陝西省、寧夏ホイ族自治区、新疆ウイグル自治区と9つの省・直轄市・自治区が「陸海新通路」の協力エリアとなっています。(ジョウ、星)