北京
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23/19
香港特別行政区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は15日、デモ隊の一部が警察官に暴力をふるい、法を重んじる精神を破ろうとしたことを非難しました。
林行政長官はこの日の午後、特別行政区政府保安局の李家超局長とともに大埔にある病院を訪れ、14日のデモ行進終了後に発生した暴力行為でけがをした警察官を見舞いました。林長官は、警察官が立派な姿勢で香港の治安を維持し、責任を負ったことに感謝の意を示しました。
林長官は、「法に基づく管理は香港で最も大切なことで、香港が成功した基盤である。ほとんどの香港市民は法の精神を尊重し、大事にしている。法の精神を守るには3つの要素が必要だ。まず法律を守ることで、市民も特別行政区政府も法律を守らなければならない。次に法の前ではみな平等であること。そして独立し公正な司法体制があることである。この3つは香港の法治精神を築くもので、香港はこれにより長年にわたって安定と繁栄を維持し、国際的な評価を得ている。しかし、悪意のある者が警察官を襲い、香港の法治精神を破壊しようとしている」と述べました。
また、李局長は、「暴力行為を正義化するのは危険である。香港は暴力の存在を許さず、こうした傾向が広まることは許さない」と強調しました。(殷、森)