北京
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北京市の楊斌副市長
8日から9日にかけて、世界の大都市の大気汚染改善について話し合う「クリーン・エアシンポジウム」が北京で開催されました。国連環境計画(UNEP)やパリ、ロンドン、ベルリン、東京、ソウルなどの大都市、米カリフォルニア州、イタリア・ロンバルディア州の大気の質、気候変動の担当者や専門家が出席し、大気の質の改善や温室効果ガスの削減についての措置や経験、状況を説明した上、北京市の大気汚染や気候変動対策に助言をしました。
開幕式で、北京市の楊斌副市長が演説し、「北京の環境問題を解決するには、世界各都市の智恵が欠かせない。このシンポジウムが空気から水質や土壌まで拡大することを期待する」と述べました。
シンポジウムの初日、清華大学環境学院の賀克斌院長が、ここ20年間の北京市の大気汚染対策やその成果を説明し、また各都市や地域の代表がそれぞれの最新の政策や効果、計画などを説明しました。
また2日目は、参加者が3つの会場に分かれて、大気汚染対策について各自の経験を紹介しました。参加者は、大気汚染や気候変動において北京が収めた成果に敬意を表した上、このシンポジウムが世界各都市の環境問題に対応し、持続可能な発展を進める窓口になることを期待すると表明しました。(閣、森)
国連環境計画中国駐在の涂瑞和首席代表
生態環境部国際協力局の肖学智副局長