習主席、バングラデシュ首相と会見＝北京

　習近平国家主席は5日、北京で、バングラデシュのハシナ首相と会見しました。

　習主席は席上、「中国とバングラデシュは伝統的友好関係を持つ隣国だ。現在、両国は各自の発展途上における重要な段階にある。双方の戦略的協力パートナー関係の増進と発展に取り組むことは、両国と両国民の共通利益に合致するだけでなく、アジアの繁栄と安定、そして世界の開放と協力にもプラスとなる」と述べました。さらに、「双方はハイレベル往来の政治的主導性を前面に押し出すことで、各分野における交流と協力の持続的かつ深層的な発展を確実なものにしていかなければならない。双方は貿易や投資、生産能力、エネルギー電力、交通運輸、情報通信、インフラ建設、農業などの重点的分野における協力を強化、デジタル経済分野での協力を推進し、共同で『デジタルシルクロード』の建設に取り組むべきだ」と強調しました。

　ハシナ首相は、「バングラデシュは、両国の先代の指導者らが築き上げた友好関係を大切にしており、一つの中国の政策を支持するとともに、中国側による長期にわたる貴重な支持に感謝している」とした上で、双方の貿易と投資のレベルを引き上げ、インフラ建設やデジタル経済、気候変動対策、反テロなどの分野における協力を深めていきたいとの考えを示しました。（洋、む）