北京
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新疆ウイグル自治区はここ数年、「一帯一路」イニシアティブの発展に伴い、自治区が持つ強みを生かした対外開放といった、新しい発展モデルに取り組み、成果を挙げています。
特に大きな進展があったのが、相互連結性の向上です。自動車道は、5つの国とつながる国際輸送道路が111本になり、鉄道に関しては、ウルムチを出て国内の各都市に向かう高速鉄道が全国の交通網に組み込まれています。また、空路の面では、民間用の空港が21カ所建設され、2019年5月末現在に運営されている空路の数は264本となっています。そのうち、ウルムチ国際空港は、海外20以上の都市、国内80以上の都市と結ばれています。
さらに、通信インフラ面では、パキスタンやカザフスタンなど国境を接している国との間で光ファイバー17本が結ばれており、隣国との通信や情報交換がスムーズに行われています。
物資の輸送に関しては、西に向かう貨物列車の運営規模の拡大が安定的に進んでいます。これら貨物列車は中央アジアとヨーロッパの18カ国、25の都市を結んでいます。輸送される貨物の種類は、当初は日常品や衣料品などだったのが、現在では機械設備、水道・暖房用の建材など、200種類に拡充されました。
外国との民間交流も深まっています。2015年から2019年5月現在にかけて、合わせて1万2500人の外国人留学生を受け入れ、自治区内から海外へ派遣された留学生や研修生の数は970人となっています。
観光においては、2018年に新疆ウイグル自治区を訪れた観光客の数が1億5000万人となり、前年同期比40.09%増加しました。
さらに、輸出入の伸びが著しく、1月から5月現在にかけて好調を見せています。特に輸入の伸びが目立っています。(朱 謙)