<G20>習主席、トランプ米大統領と会合=大阪

2019-06-29 15:43  CRI

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 習近平国家主席は29日、大阪で米国のトランプ大統領と会合し、両国関係の発展における根本的課題、現在の貿易摩擦および共に関心を寄せる国際・地域問題について踏み込んだ意見交換をしました。そして、両国関係の発展方向を探り、協調と協力、安定を基調とした関係を推し進めることで合意しました。

 習主席は、「中米両国の関係は、世界で最も重要な二国間関係の1つだ。国交樹立からの40年を振り返れば、国際情勢や両国関係に巨大な変化が起きたことが分かる。その中で終始変わっていないのは、双方は協力すれば繁栄でき、対立すれば共倒れになることだ。摩擦より協力、対抗より対話を進めたい。目下、双方の利益にあわない困難に見舞われている。意見の違いは存在するが、両国の利益は深く絡まり、協力分野も広いので、対立ではなく相互促進や共同発展を目指すべきだ。双方が各レベルにおける交流を保ち、各分野の協力を強化し、協調と協力、安定を基調とした両国関係を築こう」と呼びかけました。

 一方、トランプ大統領は「2017年の訪中は未だに記憶に新しい。それまでの外国訪問で最も楽しく、素晴らしい中華文明や中国の偉大な成果を目の当たりにした。私個人は中国に敵意がなく、両国関係の良き発展を望んでいる」と述べ、習主席との良好な関係を維持し中国との協力を強化したい姿勢を示し、「今回の会合が米中関係発展の有力な後押しになると信じている」と表しました。

 貿易問題について、習主席は「両国の貿易には膨大な利益が存在しており、その本質は互恵ウィンウィンであることから、両国はよきパートナーシップであるべきだ。これは中米両国ないし全世界に有利なことだ。中国は米国と交渉を続け、違いをコントロールする誠意を持つが、交渉は平等で、互いに尊重し、それぞれの合理的な関心事を解決するものであるべきだ。中国の主権や尊厳に関わる問題では必ず自身の核心的利益を守り抜く。世界第一、第二の経済大国として、隔たりはいずれ対話や交渉を通じて、ともに受け入れられる方法で解決すべきだ」と指摘しました。

 そして、「米国は中国の企業や留学生を公平に扱い、経済や貿易、投資の面で両国企業が正常な協力をし、また両国の国民が正常に交流を行えるようにしてほしい」と強調しました。

 これに対して、トランプ大統領は、「話し合いを通じて貿易バランスに対処し、両国の企業に公正な待遇を提供したい。中国輸入品への新たな追加関税は行わない。中国の米国からの輸入を拡大してほしい。我々は互いに納得のいく貿易協定を結びたい。これは歴史的意義があることだ」と述べた上で、「中国には大変優秀な学生が多い。米国への留学を常に歓迎している」としました。

 また、習主席は台湾問題に関する中国政府の原則的立場を述べました。トランプ大統領はこれに対し、「中国の懸念を重視している。米国は引き続き『一つの中国』の政策を実行する」と強調しました。 習主席はさらに、朝鮮半島問題における原則的立場を示し、「米朝首脳が対話や接触を続けることを支持する。米朝双方は柔軟性を示して歩み寄り、互いの関心事への解決策を探るように早期に対話を進めてほしい。中国側として建設的な役割を果たしたい」との考えも示しました。

 一方、トランプ大統領は、「朝鮮半島問題における中国の重要な役割を重視している」と述べ、中国側と意思疎通や協調を保っていきたいと示しました。(怡康、森)

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