北京
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G20大阪サミットに出席している王毅国務委員兼外交部長は現地時間29日、フランスのルドリアン外相、国連のグテーレス事務総長とともに、気候変動問題に関する3者会議を開きました。王外交部長が議長を務め、中国の立場や主張を述べた上で、約束を守り、着実に行動を取って、これからの世代のためにクリーンな世界を作り上げるよう呼びかけました。
王部長は中国の取り組みの成果を説明し、「去年、国内総生産(GDP)あたりの二酸化炭素 (CO2)排出量は2005年に比べて45.8%削減し、エネルギー消費量における非化石エネルギーの割合は14.3%に達した」と述べました。
また、王部長は、「気候変動に対応するには、やる気のほかに粘りが必要だ。第一に信念を固め、第二に原則を守り、第三に毅然と行動し、第四に協力を維持することだ」と強調しました。
一方、フランスのルドリアン外相は、「中国と共に、国際社会に『パリ協定』の細則の実行をさせていきたい。また、来年中国で行われる『生物多様性条約』第15回締約国会議の成功を祈る」と述べました。
また、国連のグテーレス事務総長は、「気候変動に対する世界の行動で中国の役割を重視しており、『自然に基づく解決策』のリーダーとして払った努力を評価する。国連は、中国やフランスと共に、関係国が積極的に行動するよう後押ししたい」と語りました。
会議はコミュニケを発表して終了し、王部長、ドリアン外相、グテーレス事務総長が共同記者会見に臨みました。(玉華、森)