北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は28日に大阪で、国連のグテーレス事務総長と会談しました。
習主席は、「中国は一貫して多国間主義及び国連が国際問題で積極的な役割を果たすことを支持している。情勢が複雑で厳しいほど、国連の権威と役割を強調しなければならない。中国は引き続き、国連と事務総長の仕事を実際の行動をもってサポートしていく」と述べました。
また習主席は、「現在、国際情勢は複雑で不安定な面が浮かび上がり、湾岸地域の情勢はとりわけ敏感で、戦争と平和の岐路に立っている。中国は一貫して平和の立場に立ち、戦争に反対している。各国は冷静と自制を保ち、対話と協議を強化して地域の平和と安定を共に維持しなければならない」と指摘しました。
さらに習主席は、「G20大阪サミットは、グローバルな発展の需要を十分に考慮して、外部に正しいシグナルを伝えるべきだ。中国はグテーレス事務総長が国際社会の協力による気候変動対応を推進する努力を賞賛するとともに、国連気候変動サミットで積極的な成果を上げるよう推進していきたい」と強調しました。
これに対し、グテーレス事務総長は、「現在、国際情勢は重要な時期にある。貿易分野と湾岸地域の情勢が緊張状態にある中、世界は多国間主義の促進、法を守る意思の不足という状況に直面している。しかし、このような時だからこそ、さらに国連の役割を果たさなければならない。国連は中国が長年にわたって国連を支持していることを賞賛する。中国が朝鮮半島問題の政治的解決、温暖化対策、持続可能な発展の推進などの面で払った貢献を高く評価したい」と語りました。(玉華、星)