北京
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習近平国家主席は28日、大阪で中国アフリカ首脳会談を主宰しました。元中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)のアフリカ側主席を務めた南アフリカのラマポーザ大統領、アフリカ連合(AU)輪番議長国議長を務めるエジプトのシシ大統領、FOCACアフリカ側主席を兼任するセネガルのサル大統領、国連のグテーレス事務総長が会談に出席しました。出席者らは中国アフリカ協力の深化、アフリカ発展および国連事務への支持、多国間主義の擁護などの重要課題について意見交換し、共通認識に達しました。
習主席はその中で3つの主張を提唱し、「第一に、共同繁栄を目標とした発展を推進し、中国アフリカ協力の成果をより多くの大衆と共有すべきだ。中国は誠心誠意の姿勢と正しい価値観・利益観を持って、アフリカへの約束を果たすと同時に、アフリカ発展を引き続き支持し、アフリカ発展の振興及び協力・自立に更なる貢献をしたい。第二に、開放した協力をリードし、アフリカ発展を支持する各国の力を結集すべきだ。我々は国際社会のアフリカ投資拡大を推進し、国連と力を合わせて、アフリカと共に世界的な試練に立ち向かい、アフリカ側の希望を尊重した上で国連および国際パートナーと第三国市場における協力を展開していく。第三に、多国間主義を堅持し、国際秩序の擁護に更なる貢献を捧げるべきだ。中国は多国間交流の場で資源に関するアフリカへの注入を後押しし、アフリカが自主的に平和活動を行う国連資金の提供を促して、アフリカの安全かつ繁栄した発展の実現に努め続けていきたい」と強調しました。
これに対してアフリカ側の首脳らは、「中国がこの会談を主宰したことは、アフリカとの緊密関係を重視している表れである。昨年のFOCAC北京サミットおよびこのほど北京で開催された北京サミットの成果実施の会議は成功裏に行われた。アフリカと中国の協力は実務的かつ効率的で、有力な保障メカニズムも整っており、アフリカ国家の現実的な需要に応えている」と称賛しました。(怡康、星)