北京
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主要20カ国・地域第14回首脳会議(G20大阪サミット)が28日と29日、日本の大阪で開かれています。ロシアの専門家は、「開催期間中、中米指導者による会合に関心が集まっている。中露などの国がグローバル経済とそのガバナンスに果たしている役割は注目に値する」と見ています。
ロシア戦略研究所経済研究センターのホロドコブ上級研究員はこのほど、「6月初めごろ開かれたG20財務相会議の席上、世界銀行と国際通貨基金(IMF)は世界経済成長の鈍化について警告を出し、貿易摩擦の範囲拡大がその原因だと認定している。G20開催まで世界経済の動向が懸念されているため、中米首脳会合に関心が注がれている」と分析しました。
また、ホロドコブ上級研究員は、「世界経済の良好な発展と国家関係から見れば、ロシアと中国は立場が一致する」と指摘しました。
ロシア戦略研究所のエコノミストであるベリアイェフ氏は、「現在、工業知能化発展の勢いは阻むことができない。G20大阪サミットではこの議題をめぐって達成した成果が期待されている」と示しました。
ロシア国際問題評議会(RIAC)の専門家を務めるロシア人民友誼大学のチモフェイェフ副教授は、「グローバル経済が大きな課題に直面する中、中露両国が国際舞台において交流と協力を強めることは、G20などの多国間メカニズムの発展にプラスとなる」と見ています。(殷、星)