北京
PM2.577
23/19
習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席は20日から21日まで、招きに応じて朝鮮を公式訪問しました。このことが国際社会から注目されています。朝鮮を含む複数の国の専門家らは、習総書記が中国と朝鮮の国交樹立70周年という歴史的な節目に朝鮮を訪れたことについて「重大な意義と大きな影響力を持つできごと」、「両国の伝統的友情を深め、新時代における関係発展の未来を切り開いた」、「半島問題の政治的解決や平和と安定の維持のために重要な役割を果たす」といった前向きな評価を示しています。
ベトナム共産党中央宣教部の元副部長で、元駐中国ベトナム大使でもあるチャン・バン・ルアット氏は「今回の訪問によって、中国と朝鮮の関係発展が促進され、強固になった。その意義は重大だ」としています。
また、複数の国の専門家が、朝鮮半島問題の政治的解決へ向けて両国の指導者が示した決意に注目しています。
韓国・成均館(ソンギュングァン)大学成均中国研究所の李煕玉(イ・ヒオク)所長は、習総書記の今回の訪問は朝鮮半島とこの地域の長期にわたる平和と安定に寄与するものだとしました。
日本・杏林大学の劉廸教授は「習総書記は会談の中で『朝鮮と米国の交渉が続けられ、成果が実ることを国際社会が望んでいる』と述べていた。これは半島問題の解決における中国の従来からの姿勢、すなわち、関係各側による話し合いでこそ、情勢緩和と最終的な平和的解決が実現できるという姿勢を示すものだ。今回の訪問は朝鮮半島事務における中国の積極的かつ建設的な役割をはっきりと見せるものになった。この訪問によって朝鮮半島、ひいては東アジアの平和と安定が促されるだろう」との考えを示しました。(Mou、謙)