北京
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李克強総理は19日、国務院常務会議を主宰し、都市部の老朽化した団地の改築や農村の電力網整備工事の繰上げ実施、また農村の飲み水の確保などについて、今後の事業内容を発表しました。
会議では、団地の改築は市民の強い要望であり、暮らしの改善や社会の発展を目指す取り組みでもあると指摘されました。このため改築の基準や対象、範囲を早期に確定して、全国展開に向けての経験を積むために先行実施場所を設けること、また政府の指導を強化することなどが決められました。具体的には、水道、電気、ガス、光ファイバーなどの改良を行うほか、条件がそろえばエレベーターや駐車場の設置を行うとのことです。
また、2016年から始まっている農村部の電力網整備事業は、動力井戸の導入や貧困な村への送電などが完了しており、今後は省を単位に、第十三次五カ年計画で指定された整備事業を1年間前倒しで達成することが明確にされました。
さらに、農村部は水道の普及により国連ミレニアム開発目標を達成し、集中給水率や上水道の普及率は80%以上になっています。そして会議では、6000万人分の飲み水の品質改善や、水道水のフッ素含有問題を来年までに解決していくとの指示が出されました。(藍、森)