日本人制作者、中国との合作に期待=上海国際映画祭

2019-06-20 14:55  CRI

 第22回上海国際映画祭の関連イベント「SIFF PROJECT」円卓交渉が18日から19日まで開催されました。今年は21カ国と地域から454件のプロジェクトが申込まれ、新しく設けられた「合作プロジェクト」がとても注目を浴びています。その中で、中日両国によるものは「幾乎愛人」など4部が選ばれました。

 「幾乎愛人」の日本側プロデューサー・野地千秋さんはインタビューに対し、「ずっと中国との合作を期待していたので、このプロジェクトがいい機会を与えてくれた。映画祭に来て、色々とアピールできて、これも非常に嬉しい機会だと思うし、参加してよかった。若い監督たちにチャンスも与えて、素晴らしい企画だと思う」とコメントしました。

 さらに野地さんは、合作の割合がほぼ半々であるなどと紹介し、「現在は脚本が出来上がり、キャスティングの段階にきている。我々が制作に関われるというところがとても嬉しく、これは合作に入るきっかけでもあった。中国のやり方と日本のやり方を合わせて、面白い制作現場になればいいと期待している」とアピールしました。また、「若い世代向けだけでなく、全般的な年齢層の観客に見て欲しい。日本でも公開する計画がある」と述べました。

 この映画は日本でも出版された中国人作家・秋微さんの小説「幾乎愛人」(日本名:鐘秋、慶太と小雪)が原作で、突然家を出て日本に向かった母親と、探しに行く娘との家族物語です。撮影は今年の11月から始まる予定で、約4ヵ月かけて完成するとのことです。

 また、監督をも務める秋微さんは作品について、「大好きな『源氏物語』からインスピレーションをもらった。光源氏は中国の名作『紅樓夢』の贾宝玉と似ている部分があった。そのようなキャラを現代に持って再現したくて書いた。作品の中国人女性2人と日本人男性1人はそれぞれの文化背景が違うように見えるが、同じく純粋な本質を持っていることを見せたい。この映画を利用して、より多くの中国人に伊豆の風情や現代的な東京を味わっていただきたいし、今の中国、特に中国人女性の生活や精神的に独立した一面を日本の観客に見せたいと思う」と語りました。

 上海国際映画祭「SIFF PROJECT」は、アジアで非常に影響力がある映画プロジェクトです。2007年の開始から、多くの若い監督にとってチャンスであり活躍の場を与えるものとなっています。(取材:トントン、王巍、ミン・イヒョウ)

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