北京
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王毅国務委員兼外交部長は18日、北京を訪れているシリアのムアッリム副首相兼外相と会談し、その後、共同記者会見を行いました。
王部長は両国関係について「中国は国際法と国際関係のルールの最低ラインを守っている。政治的手段でのシリア問題の解決を主張し、またシリア人民が自国の国情に適した発展の道を探ることを支持してきた」と述べました。その上で「情勢は新たな段階に入っており、シリアと連携して両国関係を推し進めていきたい」と中国政府の立場を示しました。
さらに王部長は、「シリアの国家主権や独立、領土保全を強く支持していく。またテロの取締りや国の安全と安定の回復、経済再建を支持していく」と強調しました。さらに、シリア問題解決への次の段階の取り組みについて、「まず政治的解決を加速させ、国情に合い、互いの関心事項を両立した解決案の早期合意を目指す。次にテロ対策を緩めず、シリアと域内の平和と安定の早期実現を目指す。そして着実に経済再建を進める」という三つの提案を行いました。
これに対してムアッリム副首相は「シリアは、『一帯一路』建設に参加したい。また中国企業による再建事業への参加やシリア進出拡大を歓迎する。各国とともに、米国が主張している一国主義や経済テロに反対する」と強調しました。(朱 森)