北京
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第22回上海国際映画祭の審査委員(撮影:張晗)
第22回上海国際映画祭(SIFF)が15日から10日間にわたって開催されています。この映画祭は、中国でただ一つ、国際映画製作者連盟(FIAPF)が公認するコンペティティブの長編映画祭であり、長年にわたって映画産業に関わるプラットフォームを作り、中国映画に新たな力を注ぎ、中国を映画大国から映画強国へと後押ししています。
『THE CLIMBERS』制作陣(撮影:張晗)
女優の湯唯(タン・ウェイ)(撮影:高夢宇)
この開幕式で、慎海雄中央宣伝部副部長・中央広播電視総台(CMG/チャイナ・メディア・グループ)台長が挨拶し、「今年の映画祭は『アジアの視点』を堅持し、時代の発展を映し出した優秀作品を集め、時を越えて魅力のあるアジアの映画作品を披露し、上海の都市文化に花を咲かせるものだ。我々は友人の輪『一帯一路』を拡大し続け、アジア各国の映画人や映画文化の相互連結や相互学習を促進し、互いの文化への理解や評価を深め、文明のすばらしさを宣伝し、アジア運命共同体・人類運命共同体への文化の土台を築きたい」と述べました。
国際的影響力と文化的宣伝力が高まる中、今回の最優秀作品賞にあたる「金爵賞」への注目度も高まっています。今回は、中国からの3作を含む合計15作品が「金爵賞」のコンペティション部門にノミネートされました。審査委員会の委員長を務めるトルコの映画監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン氏は開幕式で、「映画の魅力は真の映画人をすべての人々に見せることにある。審査委員と平等に話し合いながら最優秀作品を選びたい」と語りました。(怡康、森)