北京
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習近平国家主席は14日、キルギスの首都ビシュケクで、ロシアのプーチン大統領、モンゴルのバトトルガ大統領と5回目の3カ国首脳会合を行い、協力の成果をまとめた上でこれからの計画について話し合いました。
習主席は会合で「今年は、中国とロシア、中国とモンゴルがともに国交樹立70年という節目で、3カ国は新たな協力のチャンスを迎えている。保護主義や一国主義が台頭する中、3カ国は地域協力を堅持し、共同発展を目指していくべきだ。各分野で全面的な協力を進めて、多国間主義の維持や開放型の世界経済の構築といった積極的なシグナルを発していく」と述べました。
習主席は3カ国の協力について、戦略面でリードし、重点分野の協力でけん引し、上海協力機構(SCO)の枠組みで協調や協力を拡大していくよう提案しました。
また、プーチン大統領は「ユーラシア経済連合と『一帯一路』イニシアティブ、及びモンゴルの『ステップ・ルート』計画の連結や協力を強化していきたい。3カ国は交通運輸の相互連結を進め、貿易を拡大し、エネルギーや金融などで連携を強化していくべきだ」と述べました。
さらに、バトトルガ大統領は「中国、ロシアとの友好協力関係を深めることはモンゴルのゆるぎない方針だ。モンゴルは、3カ国による中期ロードマップや経済回廊の枠組みで協力の推進に力を入れていく」と述べました。(藍、森)