北京
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人口の多い中国は医療サービスの整備が迫られています。国務院報道弁公室は12日、北京でブリーフィングを行い、国家衛生健康委員会が「民間による医療事業の持続的かつ規範化した発展をさせるために政府が一連の支援策を打ち出している」と説明しました。
民間の病院は医療サービス体系の重要な構成部分であり、国民の多種多様な医療サービスのニーズを満たす重要な力でもあり、中国ではここ数年大きく発展しています。これについて、国家衛生健康委員会の王賀勝副主任は「去年の末現在、民間の医療機関は45万9000ヵ所で全体の46%となった。また民間の病院の数は同じく63.5%の2万1000ヵ所となり、医師や病室の数、診療件数がいずれも安定して増え続けている」と語りました。
また国家衛生健康委員会は先ごろ、10の政府機関と共に民間病院の持続的かつ健全な発展を規範化する文書を発行しました。中国国家発展と改革委員会社会発展部の責任者である蔡長華氏は、「企画や税収、サービスの整備などで民間病院に優遇政策を実施する」と明らかにしました。
さらに、今後、北京や上海など10の都市で診療所の登録手続きを試験的に実施していくとのことです。
なお、中国国家医療保障局の関係責任者も、「今後、厳しい監督管理制度を実施し、信用を失った医療従業者に対しては法に基づき生涯業界追放処分を下す」との考え方を示しました。(非、森)