北京
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23/19
習近平国家主席は12日、キルギスへの公式訪問と首都ビシュケクでの第19回上海協力機構(SCO)首脳理事会の出席へ出発しました。両国では、習主席の一連の活動に期待感が高まっています。
去年6月、キルギスのジェエンベコフ大統領が中国を訪れ、両国は全面的戦略パートナー関係を結びました。今回の習主席のキルギス訪問で、両首脳はこの関係を深めるコミュニケを発表すると見られます。これについて、キルギス議会のシコママトフ議員は「習主席の来訪で両国の全面的、多分野における協力が進むだろう」との見方を示しました。また、「キルギスは二国間関係と多国間の枠組みで、『一帯一路』共同構築に積極的に加わる」とも述べました。
そしてビシュケクでのSCO首脳理事会は、重要なテーマの一つが域内安全であり、アフガニスタン問題や中東情勢などについて話し合います。これについて、政治評論家のサリエフ氏は「歴史的なチャンスだ。各国は発展について話し合い、安全分野で協力を強化していくだろう」と強調しました。
中国社会科学院ロシア東欧中央アジア研究所の李中海研究員は「習主席のキルギス訪問とSCO首脳理事会出席は重要な意義があり、成果が楽しみだ」と話しています。(朱 森)