北京
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23/19
中国政府は2020年を目処とする農村部の居住環境の顕著な改善を目標に掲げています。大まかな統計によりますと、去年末から今年5月にかけて、全国で農村部の生活ごみ計3000万トンが処理を終えました。また、山東、北京、重慶など多くの省と直轄市の9割以上の農村部では、生活ごみの処理対策が講じられ、江蘇省では省内の約1万村落で生活汚水処理施設が整備されたということです。
今後の計画について、生態環境部土壌生態環境司の蘇克敬司長は、「農村部の飲料水の水源保護、生活ごみや汚水の処理などを進めることにより、農村部の生態環境の全面的改善を図っていく必要がある」と紹介しました。
中国政府の関連計画では、農村部の生活ごみの処理、トイレのし尿処理を推進することを通して、農村部での生活汚水の対策や村の風貌を改善する措置を段階的に推進するとしており、その実現のために、2020年を目処に農村部の居住環境に顕著な改善をもたらし、村の環境を一定レベルで清潔で秩序あるものに変え、環境と健康に関する村人の意識を全体的に向上することを目標として掲げています。(Yan、む)