衛星測位システム「北斗」、世界へ更なる貢献を

2019-05-23 12:31 CRI

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中国衛星測位システム委員会の王兆耀会長

　「ナビゲーション、出会って10年」をテーマにした、衛星ナビゲーションに関する年次総会、第10回中国衛星導航年会(CSNC)が22日に北京で行われ、衛星測位に関する10年間の発展の成果や見通しが示されました。衛星測位システムが世界的に急成長する中、中国のシステム「北斗」が著しい進歩を収め、地域から全世界へと発展し、世界的に中国の智慧や力を捧げているとの声が聞かれました。

　「北斗」は、中国で重要な空間インフラ施設として、政府が特に力を入れているものです。現在は対象範囲が全世界に拡大し、産業が急速に成長しています。

　「北斗」シリーズは、「北斗2号」システムの衛星18基と、「北斗3号」システムの20基、あわせて38基の衛星で構成され、いずれも全世界で利用されています。

　中国衛星測位システム委員会の王兆耀会長は、「10年間かけて地域から世界へと発展し、追走から併走に変わった。中国の研究成果を世界各国にシェアして、中国の知恵と力を捧げたい」と述べました。（殷、森）