北京
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上海協力機構(SCO)加盟国の外相会合に出席するためにキルギスを訪れている王毅国務委員兼外交部長は22日、首都のビシュケクでインド、パキスタン、ウズベキスタンの外相とそれぞれ会談しました。
王外交部長はインドのスワラージ外相との会談で、総選挙の実施を祝福し、「予定通り新政権を発足させ、スムーズに移行させる中、両国関係の安定的な発展を期待する。インドとパキスタンの隣国である中国は、両国が好機を捉えて関係を改善し、地域の情勢の安定を果たすよう願う」と述べました。
これに対してスワラージ外相は、「新政権は中国との関係を外交の軸に据えており、各分野で連携を更に強化したい。そして、パキスタンとともに関係の改善に取り組みたい」と述べました。
また王部長は、パキスタンのクレーシ外相と会談し、「両国の全面的な戦略パートナー関係が『一帯一路』共同建設のプロセスで深まった。パキスタンのイムラン・カーン首相が中国で第2回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムに出席した際、各国首脳と合意した内容を実行に移さなければならない。また、ハイレベル交流を強め、実務協力を深め、複雑な国際情勢で両国関係をさらに発展させるべきだ」と表しました。
さらに王部長は、ウズベキスタンのカミーロフ外相と会談し、「このところの首脳の戦略制定や指導により、両国関係は飛躍的に発展している。中国はウズベキスタンと協力し、地域経済の統合へSCOの役割をさらに発揮させ、そろって一国主義や保護主義の反対を唱えたい」と述べました。(殷、森)