北京
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キルギスを訪れている王毅国務委員兼外交部長は21日、首都のビシュケクでアイダルベコフ外相と会談しました。
王外交部長は会談で、「中国はキルギスと、『一帯一路』共同建設をきっかけに、両国の発展戦略を結びつけ、大きな協力事業を実行し、両国民に利益をもたらしていきたい。また文化交流を密にし、地方での協力も積極的に行い、安全協力のレベルを全面的に高める必要がある。極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力の『3つの勢力』、そして越境犯罪や麻薬の密輸などの取り締まりに力を入れなければならない。中国は6月にビシュケクで開催される上海協力機構(SCO)サミットに協力し、SCOの指針である『上海精神』の発信や、メンバー国同士の協力を推進していきたい」と示しました。
これに対してアイダルベコフ外相は、「キルギスは『一帯一路』を支持する。キルギスの発展戦略と結び付け、経済や貿易、投資、エネルギー、交通、農業、災害救助などで中国との協力を拡大したい。また、『一つの中国』や、台湾や新疆など中国の内政に関わる問題で中国の政策を強く支持する。両国の相互信頼を一段と固めていきたい」と期待を寄せました。(殷、森)