北京
PM2.577
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全国人民代表大会常務委員会の栗戦書委員長は、オーストリア国民議会のソボトカ議長と連邦議会のアッペ議長の招きを受けて18日から21日にかけて公式訪問し、ウィーンでファンデアベレン大統領やクルツ首相と会談したほか、ソボトカ議長、アッペ議長と会談しました。
ファンデアベレン大統領との会談で栗委員長は、「習近平国家主席とファンデアベレン大統領が両国の戦略パートナー関係の新たな位置を確立し、両国関係を新しい段階へと引き上げた。中国はオーストリアと共に、両国元首の合意を着実に実行し、各分野での協力を推進していきたい」と述べました。
これに対してファンデアベレン大統領は、「オーストリアと中国は多くの問題で同じもしくは似通った立場にある。国際問題や地域の問題で意思疎通を強化し、貿易や投資の自由化と利便化を支持し、両国の協力で成果を収めていきたい」と示しました。
また栗委員長は、クルツ首相との会談で「『一帯一路』共同建設は、中国とオーストリアの協力の新たな成長点となっている。双方は各分野で協力を深め、イノベーションを探るべきだ」と語りました。これに対してクルツ首相は、「『一帯一路』は各国の平等な協力の場となった。中国企業の進出を歓迎する」と述べました。
さらに栗委員長は、ソボトカ議長やアッペ議長との会談で、「両国の立法機関は、両国関係の発展に合わせて実務協力への法的環境を作り上げるべきだ」と強調しました。これに対して、ソボトカ議長とアッペ議長は、「中国全国人民代表大会と交流や協力を深めたい」と示しました。
なお栗委員長は、訪問期間中にソボトカ議長と共に、パンダの贈呈式に立ち会いました。(玉華、森)