北京
PM2.577
23/19
先ごろ行われた国務院常務会議で、インターネットの高速化や料金引き下げを目指す今年の活動案が採択されました。これについて、工業情報化部の陳肇雄副部長は21日、「貧困支援の後押しや中小企業、民間企業の発展を支援するため、的確に料金を引き下げる」と述べました。
中国は、インターネットの高速化や料金引き下げに取り組んで今年で5年目になります。陳副部長はこの日の記者発表会で、「インフラの整備に引き続き取り組んでおり、光ファイバーのブロードバンドや4Gの建設へ通信網建設業者がこの4年間で1兆5000億元を投資している。また、中央政府の支援分とあわせて500億元を費やし、13万の村へ光ファイバーを通し、4Gのアクセスポイント基地局3万6000ヵ所を建設した。今年3月末現在のダウンロードの速度は、固定ブロードバンドは2014年末の平均4.2Mから28Mに、モバイルブロードバンドは3G時代の3M以下から22Mに向上した」と語りました。
また、携帯電話の国内での長距離料金やローミング料金を廃止し、国際電話の料金も大幅に引き下げました。
陳副部長はまた、「今年、固定ブロードバンドやモバイルブロードバンドを1000Mレベルに引き上げ、光ファイバーや4Gステーションの対象範囲を拡大すると共に、5Gの開発や産業化を目指していく」と示しました。(玉華、森)