北京
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外交部の陸慷報道官は22日、北京で、「中国と欧州連合(EU)が民間航空分野に関する協定に調印したことは、目下の世界情勢において、双方が互恵協力を深め、共通利益を拡大させることの決意を示すものだ」と述べました。
報道によりますと、中国の東方航空がボーイング社の737MAX型機の運航停止事件で米ボーイング社に損害賠償を求めたのに続いて、中国国際航空、南方航空も相次いで損害賠償を求める行動に出ています。こうした動きとほぼ時を同じくして、中国とEUが民間航空分野に関する協定で調印しました。このことに関し、記者からの質問を受けた陸報道官は、「一昨日、中国とEUはブリュッセルで民間航空分野に関する航空協定に調印した。これは中国・EU間が民間航空分野で調印した初の協定であり、双方はいずれもこれを高く評価している。関連協定の締結は第21回中国・EU指導者会議の共同声明の実施に向けた具体的な取り組みだ。これまでも、中国・EU双方はずっと民間航空の安全分野における協力に向けた意志を強く示してきた」と述べました。
同時に、「中国側としては、企業間の商業活動へのコメントは控えたい。しかし、関連ステークホルダーがボーイング社の関係機種に安全面での懸念があることに関心を抱き、法の下に自らの合法的権益を守る行動は、特に非の打ち所びない行動だ」と述べました。(Yan、む)