北京
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2019年度のチベット仏教第15回高級学位授与式及び第5回師僧資格評定会が、北京にある中国チベット語系仏学院で行われました。
チベット仏教のゲルク派、チョナン派、カギュ派に所属する40名が申込み、学位資格審査、問答試験、論文答弁を経て、チベット仏教の高級学位である「拓然巴」(※)を授けられました。また、サキャ派とカギュ派に所属する8名の受験者は、師僧資格の審査と問答試験を経て、高級仏学院の一級師僧または二級師僧の資格をそれぞれ授けられました。
これまでに208人がチベット仏教の高級学位「拓然巴」を、100人が高級仏学院の師僧資格を授与されており、チベット仏教を受け継ぐ中堅層として活躍しています。(ヒガシ、謙)
※ 拓然巴
チベット仏教の高級学位で、チベット語の「拓仁木然降巴」を省略したもの。「拓仁木」には「高級」という意味が、「然降巴」には「博学で卓越した人」という意味がある。