5月18日は「国際博物館の日」　中国メイン会場で開幕式

　5月18日は国際博物館会議（ICOM）によって設けられた「国際博物館の日」です。同日午前、中国のメイン会場に選ばれた湖南省博物館で開幕式が開かれました。今年のテーマである「文化をつなぐミュージアム：伝統を未来へ」をめぐって、全国各地の博物館で展示会やサミットフォーラムなどのイベントが行われ、博物館の発展の最新成果が紹介されています。

　国家文物局の劉玉珠局長は開幕式で、「改革開放の40年で、中国の博物館事業は歴史的な変化を起こし、良好な発展ぶりを見せている。中国社会と文化の新しい動向として『博物館ブーム』が表れている。2018年末時点の中国国内の博物館の数は5354軒あり、前年同期より218軒増えている。また、2018年に全国の博物館で行われた展示会は約2万6000回、教育活動は約26万回行われ、来場者数は11億2600万人に達し、前年同期に比べると、展示会の数が30％、教育活動の数が30％、来場者の数は16％増えている。博物館は国民が求める『美しい生活』を構成する重要部分となった。このほか、博物館は国家間の文明交流と学び合いに新しい場を提供した。ここ5年間で、中国は文化財の展覧会は国内外で約500回にわたり実施した。博物館は国家のイメージを表し、世界の文明との交流および学び合いを促進し、相互理解を深める場となった」と述べました。（殷、謙）