北京
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外交部の陸慷報道官は16日、定例記者会見で、「中国の国防支出は合理的かつ適度なものであり、核配備は終始、国家の安全保障上必要最小限のレベルを維持しており、中国はいかなる三国間の核軍縮協定の交渉にも参加しない」と表明しました。
このほど、アンドレア・トンプソン米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)が、米議会での証人喚問の場で、「中国は核軍備の現代化の推進に向けておびただしい資源を投入している。現下の安全保障情勢下において、米国は中国に対し、米ロ核軍縮協定への参加を促し、米軍が軍縮協定の制限を受ける中で、中国がそのメリットを享受せぬようにすべきだ」と主張しました。
これに対して、陸報道官は「中国は平和発展の道での歩みを堅持し、防御主体の国防政策を採っている。中国の国防支出は合理的かつ適度なものであり、核配備は終始、国家の安全保障上必要最小限のレベルを維持しており、米ロとは同等レベルのものではなく、状況が完全に異なっている。この問題においては、中国側の態度は極めて明確なものであり、中国はいかなる三国間核軍縮協定の交渉にも参加することはない」と強調しています。
その上で、「中国は多国間主義に注力し、終始国際的義務と決め事を守りつつグローバル安全保障におけるガバナンスに積極的にコミットしている。今後も引き続き責任ある、建設的な態度で国際社会と共に世界の平和と安定を促していきたい」と表明しました。(Yan、む)