北京
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チベット自治区の東部にあるリンティ。チベットの「江南」と言われ、観光資源が豊富で、国内外で知られる桃祭りや、ヤルツァンポ川の峡谷などの景勝地が、多くの観光客を引き付けます。「チベット観光はリンティから」と言われるように、毎年、大勢の人がチベットをめぐる際の出発点に選んでいます。
リンティまで車で行くには、これまでは国道318号線を数日間走る必要がありましたが、地元に空港がオープンしてからはとても便利になりました。現地の特色について、リンティ航空ターミナルの責任者である謝国治さんはCRIの取材に対し、「チベットのほかの観光地より海抜が低く、ここで時間をかけて高原の気候に慣れてからさらに高いところへ行けば、酸素不足などの問題が和らぎ、また途中で高原の独特な自然やチベット族のユニークな風習を楽しむことができる」と語りました。
リンティ空港は、成都、重慶、西昌、蘭州、深セン、広州、西安を結ぶ路線があり、空路でのチベット訪問の玄関口になっているとのことです。
リンティは、空港の開通で観光業が大いに発展し、去年は2006年に比べて11倍となる713万人を迎え入れ、また観光収入も同じく22倍となる59億元に達しました。今年は860万人が観光に訪れる見込みとのことです。(Mou、森)