北京
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中国人のフランス留学100周年を記念する彫刻「百年記念碑」の落成式が4日、フランスの中部都市・モンタルジで行われました。フランス駐在の翟隽中国大使、中国美術館の呉為山館長、モンタルジ市のベノワ・ディジョン市長、中国大使館の外交官ら関係者200人余りが落成式に出席しました。
翟隽中国大使は落成式の挨拶で、「100年前、中国の志ある青年が海を渡って、先進の科学技術や思想を学び、民族存亡の道を探るためにフランスへ留学に来た。その中には、周恩来や鄧小平ら新中国の創設者が含まれている。こうした留学生たちは中国・フランス友好の初めての使者であり、今後の両国関係の発展の礎となった」と語りました。さらに「今年は中国・フランス国交樹立55周年である。このほど、習近平主席はフランスへの公式訪問を成功裏に終えた。現在、両国関係は先人たちの歩みに沿って、健全に発展している。政治信頼は絶えず強まり、各分野における協力も実っており、人的交流が日増しに密接になっている。今後、両国が手を携えて多国間主義を守り、グローバルガバナンスを改善することは両国民だけではなく、世界にもプラスになる」と強調しました。
一方、フランスの代表は祝辞の中で、「フランス留学運動は中国の歴史上において一里塚的な意義があると同時に、中国発展のプロセスを変え、両国の間、中国とモンタルジを縁で結ぶようになった。今日、中国は世界の強国となっている。フランスは今後も中国と各分野における協力をさらに強化し、人的往来を促して、両国民により大きな福祉をもたらし、世界の平和と発展により大きな貢献をしていきたい」との考えを示しました。
なお、この「百年記念碑」は中国美術館の呉為山館長がフランス留学100周年記念のために制作した大型青銅彫刻です。(非、星)