北京
PM2.577
23/19
李克強総理は29日、釣魚台国賓館で、シンガポールのリー・シェンロン首相と会談しました
李総理は会談の席上、「中国とシンガポールの関係の持続的かつ健全で安定した発展は両国の人々に実利をもたらすと共に、両国の指導者が去年形成した共通認識も次第に実行に移されている。両国の自由貿易協定のアップグレードによる効果も現れ、各分野における協力が安定的に推進されている。中国側はシンガポール側と共に、『陸海新通路』の建設に取り組み、金融や第三国市場、科学技術イノベーション、スマートシティなどの分野における協力を推進していきたい」とした上で、シンガポール側と共に、中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)の枠組み内における双方の協力強化や、地域内の安定、発展と繁栄の促進に取り組んでいく考えを示しました。
一方、リー首相は、両国関係について「良好に発展している」と評価し、「去年、両国が自由貿易協定のバージョンアップを行なったことで、双方の各分野における協力が力強く後押しされている」としました。さらに、「一帯一路」構想について、「地域と世界の協力に貢献するもので、シンガポール側は中国側と第三国市場における協力を展開するなど、積極的に関与したい」と述べ、中国側と共にスマートシティやデジタルエコノミーなどの分野における協力を深め、「陸海新通路」の建設を推進すると同時に、ASEANと中国の関係発展の促進にも貢献していく意向を示しました。(洋、む)