李総理、ポルトガル大統領と会談＝北京

　李克強総理は29日、北京にある釣魚台国賓館で、ポルトガルのレベロ・デ・ソウザ大統領と会談しました。

　李総理はその席上、「中国とポルトガルは重要な協力パートナーであり、両国関係は持続的かつ健全に発展している。中国側は『一帯一路』構想とポルトガル側の発展戦略との連結を強化し、全方位協力を展開し、人的往来を密にして、両国の関係発展の積極的なトレンドを一層確固たるものにしていきたい」としました。その上で、「ポルトガルを含む欧州諸国と共に、多国間主義と自由貿易を擁護し、中国と欧州、中国とポルトガル語圏諸国の枠組み内における協力を強化し、国連などの多国間枠組み内における意思疎通と協調を密にして、共に世界の平和、安定と発展の維持に取り組んでいきたい」と述べました。

　デ・ソウザ大統領は、第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが円満に開催されたことに祝意を述べた上で、「ポルトガルと中国の関係は過去数年において、著しい発展を遂げてきた。ポルトガルは『一帯一路』共同建設を積極的に支持し関与することで、中国側との経済貿易や人的、文化交流の協力を深め、両国関係をより高い水準へと引き上げたい」と述べました。（洋、む）