北京
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雲南省の独龍江郷はここ数年、羊の胃袋のような変わった形のキノコ「羊肚菌」の栽培に力を入れており、売上を伸ばして貧困脱出へ大きく貢献しています。
羊肚菌は希少な食用キノコで、栽培地がかなり限定されていますが、短期間で育つことが特徴で、10月に植えつけて翌年の2、3月に収穫できます。独龍江郷は雨が多く、このキノコの栽培に適した気候です。
地元政府は2016年からこの事業に取り組み始め、去年の末の時点で住民の半数以上が栽培しています。
独龍江郷は、国からの貧困援助政策を得て、こうしたキノコの栽培など特色のある産業の育成や、住民の転居などを実施しました。この結果、去年末に貧困脱出を果たし、農家の1人当たりの年間所得は6122元に達しています。(森 朱)