北京
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23/19
李克強総理は15日北京で、第5回中日ハイレベル経済対話に出席した日本側の政府高官と会談しました。
李総理は「昨年から中日関係は正常な軌道に戻り、新たな進展を遂げた。双方は、4つの政治文書に定められた原則に基づき、歴史を鑑とし、未来に向かうという精神に則って、両国関係の長期的で健全かつ安定した発展を推進していくべきだ」と述べました。
また、李総理は「中国も日本も世界の主要経済体である。両国とも自由貿易を支持し、世界貿易機関(WTO)のルールを遵守している。互いに相手国の企業のために公平、公正で差別のないビジネス環境を作る必要がある。中国側は改革と開放を断固として拡大する。中国に対する投資を日本企業が拡大することを歓迎する」と示しました。さらに、「中日両国がイノベーション分野で協力を強化し、より多くの実務的な成果を収め、金融、第三者市場、観光などの分野における協力を拡大していくことを期待している。中国側は、日本および関係各側と共に、中日韓自由貿易区や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)をめぐる交渉を推進していきたい。日本が大阪で開催される20カ国・地域(G20)サミットを成功させ、世界の経済成長に向けて新たな原動力を注ぐことを支持する」と述べました。
これに対して、日本側の政府高官は「昨年、日中両国の首相が相互訪問し、両国関係は正常な軌道に復帰した。日本側は中国側との交流や協力を強化し、多国間連携を深めていきたい」との意向を示しました。(鵬、星)