北京
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23/19
第9回北京国際映画祭が開幕しました。イベントの一環として新中国成立70周年に関するフォーラムが行われ、中国映画界の関係者や専門家、学者が、この70年間の映画産業の発展や制作について振り返りました。中華人民共和国の成立から70年、時代が移り変わるとともに国力が強まって、映画産業も輝かしい日々を歩んできました。
中国映画家協会の張宏副会長は「改革開放が深まるにつれて、中国の映画は雨後の竹の子のように急成長を遂げており、スタイルや風格が多様化している」と述べました。
歴代の人々の努力により中国の映画は発展しつつあり、世界の舞台にも入り込んでいます。新時代に入り、経済のグローバル化や技術の情報化が主流になり、中国の映画産業も急成長期に入っています。全国の興行収入は、2012年の170億元から去年には609億元に増え、中国は世界第2位の映画市場かつ制作大国になりました。スクリーンの数も2012年の1万枚から世界トップとなる6万枚に増えています。
中国は現在、映画大国から映画強国へと進んでいます。中国文聯映画芸術センター主任で中国映画評論学会の会長を務める饒曙光氏は、「サプライ側の構造改革を進めて、急速な発展から質の高い発展へと転換させていくべきだ」と示しました。
また、映画監督の謝飛氏は、「中国を映画強国にするには、70年歩んできた道を振り返り、経験や教訓を取り入れ、改革を続けるべきだ。創作アイデアだけでなくマネジメントも大切だ」との考えを表しました。(殷、森)