北京
PM2.577
23/19
李克強総理は現地時間12日、中東欧の16ヵ国の指導者とともに、クロアチアのドゥブロヴニクで開かれる第9回中国・中東欧諸国経済貿易フォーラムの開幕式に出席し、挨拶を行いました。
李総理は挨拶の中で、「昨年、世界貿易の成長スピードが鈍化する中で、中国と16ヵ国の貿易額は21%増え、これまでの記録を塗り替えた。協力の未来は明るい。第三国市場における協力は新たな一歩を踏み出し、『一帯一路』の共同構築も新たな成果を収め、インフラ整備の相互連結も持続的に進められ、省や市などの地方間協力は日毎に深まり、人的・文化交流も更に緊密になっている」と述べました。
李総理はまた、「『一帯一路』構想と各国の発展戦略をより良い形でマッチングさせ、協議・協業・共有の原則に則り、平和・協力・開放・包摂・学び合い・互恵・共栄の方針を堅持し、『16+1』の経済貿易協力のより幅広い分野、より深いレベルへの発展を促していきたい。具体的には、貿易の利便化水準を引き上げ、貿易の新たな成長要素を育成し、投資と生産能力調整における協力を深め、相互連結を確実に促すという4点をプランとして提案したい」と語りました。
これを受け、クロアチアのプレンコビッチ首相は、「今回の経済貿易フォーラムは『オープンでイノベーティブなパートナーシップの架け橋を築く』をテーマとしている。それぞれの国がこれをきっかけに、経済と貿易の協力をさらに深めることを望んでいる。昨年、中国が催した国際輸入博覧会を歓迎する。このイベントは、様々な国に新たなチャンスをもたした。過去数年間、中東欧諸国の対中輸出は5倍近く増加し、双方の協力は更に緊密になり、先進国との格差の解消に役立つものとなっている。ペルジェサク大橋プロジェクトも、EUと中国の協力の模範であり、相互連結と欧中貿易関係を更に促していくことだろう」と述べました。(任春生、む)