北京
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23/19
外交部の陸慷報道官は8日、北京での定例記者会見で、中国・パキスタン経済回廊によりパキスタンに経済的負担が増しているとの声が出ていることについて、「むしろパキスタンの経済力を強めている」と表明しました。
陸報道官は、「国際融資を使って大きなプロジェクトを実施するのは世界でよくある方法で、発展途上国が資金面の問題を乗り越えて成長していくことにつながる。中国・パキスタン経済回廊について、中国側の融資は2割に満たず、残りの8割以上は中国の直接投資か無償援助である」と指摘しました。
「一帯一路」の重要な先行事業である中国・パキスタン経済回廊について陸報道官は、「事業開始から5年あまりが経ち、成果を挙げた案件が22件に達し、地元に数万人の雇用を生み、860万世帯分の電力を供給している。いずれも地元の暮らしを大きく改善し、パキスタンの政府や国民から歓迎されている。関係メディアはぜひ現地で地元民の見方を実際に把握して、両国の協力事業の実態に見合った評価をしてほしい」と述べました。(Yan、森)