北京
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クロアチアで開催予定の第8回中国・中東欧諸国首脳会合を前に、中国の胡兆明クロアチア駐在大使はこのほど、「中国とクロアチアの関係は史上最高の時期に入っており、第8回『16+1協力』首脳会合の実施を、期待をもって待ち望む状態にある」と表明しています。
中国・中東欧諸国首脳会合のクロアチアでの開催は初めてのことで、これに伴う李克強総理の公式訪問も、両国の国交樹立以来27年間で初めての、中国総理によるクロアチア訪問となります。これは両国関係のさらなる深化にとって重要な歴史的意義をもつ出来事になるとされています。
これについて胡大使は「中国・クロアチア関係は3つの面で史上最高の時期に入っていると言える。1つ目は政治の面で、クロアチアは中国の発展の成果を高く評価している。2つ目は経済の面で、中国とクロアチアは大規模プロジェクトの協力でブレークスルーを遂げている。3つ目は人的交流の面で、中国からクロアチアを訪れた観光客の数は去年50%近く、一昨年はさらに60%伸びており、二年間で倍以上に増えている」と述べました。
胡大使はまた「両国首脳が注目し、支持し、推進する中で、両国関係が急速な発展を遂げた。世論調査で分かるように、中国を友好国だとするクロアチア人が全体の9割近くで、中国を頼れる協力パートナーとする人の数は85%に達している。民間からの支持は、両国協力が順調に行われるための重要な条件となった」と強調し、中国と中東欧諸国の「16+1協力プロジェクト」について、「これは中国・欧州関係を構成する重要な部分で、その目的は欧州の立ち遅れた地域の発展を支持することにあり、欧州連合(EU)の一体化目標に合致する。この協力はまた『一帯一路』を欧州経済圏に結びつける重要な中継点でもある」との考えを示しました。(Mou、謙)