北京
PM2.577
23/19
国連で情報通信技術問題を担当する、国際電気通信連合(ITU)の趙厚麟事務局長は5日、スイスのジュネーブで、「ファーウェイ(華為)の5G(第5世代移動通信システム)設備の安全性に対する訴訟には根拠がない。ITUは10月に会議を開き、5Gの国際標準を定める予定で、その準備作業を進行中であるが、ファーウェイの件がその制定に影響を与えることはない」と述べました。
過去数カ月間で米国は、英国やドイツなどの同盟国に圧力をかけ、ファーウェイの 5G設備には安全性の問題が存在するとして、西側諸国の5Gネットワークからファーウェイの機器を排除しようとしています。趙事務局長は、「ファーウェイの製品は欧州を含む多くの地域で用いられているが、これまでに安全性の問題を提出したITU加盟国はまだない」と明らかにしました。(殷、謙)