北京
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ミャンマー西部の島にあり、中国に届く天然ガスパイプラインの起点となるチャウッピュー。ここでパイプラインの整備を進めていくことは輸送作業全体における重要な部分です。このため島では、緊急整備所が設けられ、ハイレベルなスタッフがそろっています。この中にいる地元従業員のゾレーさんは、4年前に仲間入りした当時は普通の溶接作業しかできませんでしたが、2年前に中国人作業者である孟凡瑾さんと出会ってから、技術を大いに身につけました。
これについてゾレーさんは、「今の溶接の腕前は孟さんのおかげ。教えも正しく、また家族同然に付き合っており、感謝している」と話しました。
ゾレーさんは日々技を磨き重ねた末、今や普通の溶接だけでなく高圧ラインの溶接も覚えました。このほか組み立てや電気関連のスキルもマスターし、おととしにこのパイプライン事業における年間優秀者に選ばれました。教え子であるゾレーさんの活躍ぶりについて孟さんは、「働きぶりが認められて中国研修メンバーにも選ばれ、うれしく思っている。私の持つ溶接スキルをすべて身に着けてほしい」と誇らしげに語りました。
このパイプライン輸送事業の従事者はミャンマー人が7割を占め、孟さんとゾレーさんのような師弟関係もかなり存在しています。日々の共同作業で深い友情や親しみも生まれます。両国の作業者が「一帯一路」沿線で仕事に励み、平凡ながら感動的な友情を育んでいます。(朱 森)