ハノーバー・メッセ開幕、中国企業が先端技術を披露

陶百良参事官。ハイアールのコーナーを見学し感想を述べる

　ドイツ北部のハノーバーで現地時間1日、世界最大規模の産業見本市「ハノーバー・メッセ」が開幕しました。「産業システムの統合化・産業インテリジェンス」をテーマに5日間の日程で開かれます。

ハイアールの「COSMOPlat」発表会

　75の国や地域から6550社が出展し、このうち中国からの出展は主催国のドイツに次ぐ規模です。駐ハンブルグ中国総領事館の経済参事官である陶百良氏は、「中国の展示品は世界的にもかなりのレベルであり、中国イノベーションの最新レベルを代表している」と述べました。

中国航天科学工業がドイツ側と商談

　中国の家電大手ハイアール（Haier）は、知的財産権を持つインターネットのプラットフォーム「COSMOPlat」を発表しました。ハイアールの陳録城副総裁は、「2年前の展示とは違い、今年は知能プラス5Gのテストプラットフォーム、キャンピングカー、農業、ユニバーサル機材など28の成果、179のソリューション、5G・人工知能、モノのインターネットなど最先端技術の全面的な活用、スマート化物流、マシンビジョン、エッジコンピューティングなどを披露している」と説明しています。

　また、中国航天科学工業グループは、国家レベルのイノベーション企業として47の製品を展示し、インターネットによる従来型産業のモデルチェンジを狙っています。（殷、森）