北京
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国家麻薬取締委員会の副主任で、公安部のテロ取締専任担当でもある劉躍進氏は4月1日、北京で、「中国は、フェンタニル類の薬物を非常に厳しく管理している。メーカーが合法に生産したフェンタニル類の薬物が米国に流入する可能性はない」と述べました。
劉氏は国務院報道弁公室が開いた記者会見で、「米国は、中国がフェンタニル類の主要な輸出国であると非難しているが」との記者の指摘に答て、「中国の法執行部門は、フェンタニル類を違法に加工し、米国へ販売するという事件を数回摘発した。いずれも、内外の犯罪者が結託して、偽装する形で郵便小包を通じて米国へ郵送するという事件であったが、その量は極めて少ない。中国が、米国へのフェンタニル輸出の主要国となることは不可能だ」と示しました。
劉氏はまた、「米国のフェンタニル乱用問題の主な原因は、米国自身にある。その問題を真に解決したいのであれば、国内での活動を強化する必要があるだろう」と示しました。(玉華、謙)