国連中国大使、グローバルな気候ガバナンスへの尽力を約束

　国連は28日から29日にかけて、「全人類にかかわる気候と持続可能な開発のハイレベル会議（High-level Meeting on Climate and Sustainable Development for All）」を開きました。グテーレス事務総長や国連総会議長らは、積極的な行動で気候変動に対応するよう国際社会に呼びかけました。また、中国の馬朝旭国連大使は、「中国は終始、グローバルな気候ガバナンスの強化やグローバルなエコ文明の構築に尽力している」と述べました。

　馬大使は発言の中で、「気候変動は人類の前途と運命にかかわる重要な課題であり、国際社会が手を携えて共同で対応する必要がある。中国の気候変動対応への信念は揺るぎないものだ。グローバルな気候ガバナンスに尽力しており、南南協力を深く展開し、グリーンな『一帯一路』建設や低炭素の発展協力を通じて、グローバルなエコ文明を構築している。中国は『自然に基づいた解決策』を主導する側として、クリーンで美しい世界を建設し、人類の運命共同体を構築するため、より大きな貢献をしていく」と示しました。

　馬大使はさらに、「中国は、革新、協調、グリーン、開放、共有の発展理念を全面的に実施し、グリーンで低炭素の発展を加速させ、エコ文明の構築を推進している。再生可能エネルギーへの投資額は世界トップにある。また、2017年から炭素排出取引システムをスタートさせており、炭素強度が2005年に比べて約46％低下した。2020年の炭素強度を2005年より40％～45％低下させる目標を上回った」と、中国の低炭素発展の成果を紹介しました。（玉華、謙）