北京
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国連安保理の会議で、中国はマスード・アズハル氏をテロリストに指名することを見送りました。これについて一部の国は「中国はテロリストをかばおうとしている」と批判しています。これに対し、外交部の耿爽報道官は29日に行われた定例記者会見で、「指名を見送ったのは全面的かつ踏み込んだ評価をするためで、また各方面に対話を進める時間やゆとりを与えるためである」と反論しました。
また、耿報道官は「指名の見送りは安保理決議1267委員会の規定に沿ったものだ。このところ、この委員会で最も多く指名を見送っているのは中国ではない。今回の見送りをテロリストをかばうものとすれば、安保理で同じようなことをする国はすべてテロリストをかばう国になる。見送りが最も多い国がテロリストを最もかばう国である」と述べました。
その上で、耿報道官は「中国はこのところ、対話を通じて適切な解決策を模索しようと各方面に接触している。安保理の全てのメンバーはこうした努力をしてほしい」と述べました。(鵬、森)