北京
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ボアオ・アジアフォーラムの中日医療健康交流分科会が27日午後に行われました。去年、ボアオ・アジアフォーラムの開催期間中に初めて、中日腫瘤予防シンポジウムが開かれました。今年の中日医療健康交流分科会は、その際の流れを汲んで行われたものです。ボアオ・アジアフォーラム諮問委員会主席を務める福田康夫元首相、世界保健機関(WHO)栄誉事務局長であるマーガレット・チャン氏、国務院の曾培炎元副総理、日本自民党幹事長代行の林幹雄氏、海南省の王路副省長らが来賓としてこの分科会に出席しました。
その中で、林幹雄幹事長代行は「昨年10月には安倍総理と李総理との立ち合いの下、日本の一般社団法人メディカルエクセレンスジャパン(MEJ)と海南ボアオ楽城開発ホールディングス有限公司が協力覚書を交換し、日本が『万泉城』プロジェクトと協力する具体的な道筋も作られた。今回のシンポジウムは健康医療がテーマになるが、『万泉城』プロジェクトの進捗に関しても期待できるとのことで楽しみにしている」と語りました。
また、挨拶に立った海南省の王路副省長は「健康問題はすでに中国の国家戦略として位置付けられている。海南省政府も医療健康産業の発展を高く重視している。日本は世界で最先端の医療サービスシステムが整備されている国であると同時に、国民の健康管理面の先進国でもある。そのため、両国の医療健康分野における協力の見通しは非常に明るい」と語りました。
このほか、WHOのマーガレット・チャン氏は挨拶で、「中国経済の高度成長とともに、約14億人がより良い医療健康サービスを求めている。したがって、今後中国は世界で最大の医療サービス市場になるだろう」と強調した後、「医療健康産業は今、新興産業として世界経済をリードする新たなエンジンとなっている。中日両国はボアオ・アジアフォーラムという交流の場を十分に生かして、両国民の健康や福祉のために貢献していくことを期待している」との考えを示しました。(取材記者:劉非)