北京
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中国共産党の機関紙『人民日報』は23日、「伝統的友好関係に改めてイキイキとした活力を注げ」と題する論説員の論評を掲載しました。
論評は、「3月21日から26日にかけ、習近平国家主席がイタリア、モナコ、フランスを公式訪問する。これは中国共産党と中国の最高指導者の今年初の外遊であり、中国とこの3カ国との関係にとって重要な歴史的意義を持つものだ。今回の外遊は、新時代の中欧関係に新たな原動力を注ぎ、『一帯一路』のために新たな可能性を切り開き、世界の平和と発展に新たな貢献をするものとなるだろう」としました。
論評はさらに、「今年は中国イタリアの全面的戦略パートナー関係樹立15周年にあたり、来年は両国の国交樹立50周年にあたる。中国の国家主席が10年ぶりにイタリアを訪問することによって、両国関係は必ず過去と未来を繋ぎ、歴史の新たなページをめくることとなるだろう」とし、また、モナコについても、「中国とモナコは国交樹立からの24年間、終始尊重、平等、互恵共栄の姿勢を堅持している。両国は近年、生態保護、気候変動対応、クリーンエネルギー、グリーンとローカーボン、野生動物保護などの面で協力を深めており、大国と小国による友好往来の手本となっている。中国の国家主席による初のモナコ訪問によって、両国関係に新しい時代が到来するだろう」としました。更に、フランスについては、「フランスは新中国と国交を樹立した初の西側国家だ。55年間、両国関係は終始中国と西側国家との関係の先を行く存在となっており、『世界の大国関係における特殊な関係』となっている。五年前、習主席は中仏国交樹立50周年を記念する会議で重要な談話を発表し、『独立自主、相互理解、マクロな視点と長いスパン、協力共栄』という言葉で両国関係の精神を総括、双方が譲り合い、誠意をもって協力する上での原動力の源を明らかに示した。習主席の今回の訪問によって、両国関係にはより麗しい未来が切り開かれるだろう」と論じています。(Mou、む)