北京
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23/19
習近平国家主席は23日、ローマで、イタリアのコンテ首相と会談しました。
習主席は席上、「中国とイタリアは互いに重要な戦略パートナーだ。今年は両国が戦略的パートナー関係を締結して15周年、来年には国交50周年を迎えることを契機に、共に両国関係を新たな時代へと導かなければならない。中国とイタリアはそれぞれに古代のシルクロードの両端にあり、『一帯一路』協力を展開することは当然のことと言える。中伊両国は政府間での『一帯一路』協力覚書の締結を契機に、『一帯一路』構想とイタリアの『北方港湾建設』『イタリア投資プロジェクト』とをリンクさせ、各分野での互恵協力を進めるべきだ」と強調しました。
習主席はまた、「中国は改革開放を堅持していく。イタリアをはじめとする各国の企業が中国で投資、起業することを歓迎する。同時に、中国企業、特に先端技術企業がイタリアで投資、展開していくことを後押ししていく」としました。
コンテ首相はこれに応え、「イタリア側は中国との関係を極めて重視している。国交樹立50周年を控え、中国側と全面的戦略パートナー関係を深化させ、経済、貿易、投資、エネルギー、農業、文化、観光、航空などの分野における協力を進めたい。イタリアは相互連結の建設に置いて、地理的に特殊な強みを有しており、『一帯一路』の共同建設に関与することを喜んでいる。第二回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムに参加できることを期待している」と述べました。
会談終了後、両国の指導者は中伊による「一帯一路」建設共同推進覚書や中国の流失文化財返還に関する両国協力などの文書の締結と交換に立ち会ったほか、イタリア当局が押収し中国に返還される流失中国文化財について視察を行いました。(向)