北京
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「喊茶」の現場にて 撮影 何芳
四川省宜賓市翠屏区明威鎮で18日午後、「茶よ芽を出せ!(茶発芽)」と叫んで春茶の豊作を祈念するイベント「喊茶(ハンチャ)2019」が行われました。茶農家ら1000人以上が参加しました。
現場では、国内外の観光客も農家と一緒に「喊茶」をし、大いに盛り上がりました。カナダ人のお茶の業者であるジョン・キャラハンさんは、「このイベントが大好きで、とても興奮した。地元の人たちが入念に準備をしてくれてとても光栄だ」と嬉しそうに話しました。
茶畑が一面に広がる山の中で行った「喊茶」は、内外の観光客にとって特別な体験となりました。国際茶葉委員会のイアン・ギブス会長は、「ここはきれいな場所だ。来てよかった」としみじみ語りました。
上海出身の張荐茗さんは、「初めて翠屏区に来ましたが、山の景色が素晴らしい。今日のイベントは大変盛り上がった。上海ではなかなか見られない光景だった」と話しました。
宜賓市翠屏区明威鎮は、ここ数年で3万ムーにわたる高規格な茶畑が整備され、年間生産高は1.5億元に上っています。荒れ山は茶山に変わり、茶葉は村民を豊かにする「金の葉」になりました。この「喊茶」は、伝統文化を受け継ぐとともに、現代の茶文化の発展や革新にもなるものです。(ミン・イヒョウ 森)
スマホで撮影する外国人観光客 撮影 趙晨希
現場にいる外国人観光客 撮影 何芳
茶農家など1000人以上が山へ「喊茶」をする 撮影 何芳