習主席の欧州三カ国公式訪問ブリーフィング開催＝外交部

　外交部は20日、国内外メディア向けのブリーフィングを行いました。王超副部長は習近平国家主席がイタリア、モナコ、フランスの欧州三カ国を公式訪問することに関して説明しました。

　王副部長によりますと、「イタリアはG20、そしてEUの重要なメンバーだ。中国とイタリアの関係の発展は重要なチャンスに直面している。習主席の訪問は過去を受け継ぎ、両国関係の未来を切り開くという歴史的意義を持つ。訪問中、習主席はマッタレッラ大統領、コンテ首相、さらにイタリア議会両院の議長とも会談し、中国とイタリアの関係、中国とEU関係、共に関心をもつ国際と地域問題について意見交換を行う予定である」としています。

　また、「モナコは環境保護、文化、スポーツの分野で特有の国際的影響力を持つ国だ。習主席の今回の訪問は、中国の国家主席による初のモナコ訪問で、両国関係の発展にとって歴史的な意義がある。訪問中、習主席とアルベール2世大公は会談を行い、政治、経済、人的往来と文化および環境保護などの分野での協力について深く議論し、中国とモナコ関係の新しい時代を共同で切り開く」と示しました。

　さらに、「フランスは国連安全保障理事会の常任理事国、EUの重要な国であるほか、中国と正式な外交関係を樹立した最初の西側の国でもある。今年は、中国とフランスは国交樹立55周年の節目の年を迎える。習主席が5年ぶりに再びフランスを訪問することは、両国関係にとって特別で重要な意義がある。訪問中、習主席はマクロン大統領をはじめ、フィリップ首相、議会両院の議長とも会談する。両国の指導者は両国関係、中国とEU関係、共に関心をもつ国際と地域問題について建設的な意見交換を行う。さらにエネルギー、交通・運輸、農業、金融、文化、科学技術などの分野における協力協定の調印式に立ち会うことになっている」としました。（任春生、星）