北京
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トムソン香港大学歯科学院教授(撮影:李納新)
3月20日は世界口腔保健デーです。これに合わせて、香港特別行政区政府衛生署、香港大学歯科学院などの機関は世界歯科連盟の呼び掛けに応じ、様々なイベントを通じてより多くの人が健康な口腔ケア習慣を築けるように奨励し、定期的に口腔検査を行って口腔ガンを予防することを呼びかけました。
今年、香港特別行政区政府衛生署は、「歯の保護でより健康に」をテーマとした多種多様なイベントを開催し、定期的な歯のクリーニングや定期検査、健康な食生活、喫煙や飲酒の減少を保つことで、口腔ケア習慣を築くことを呼びかけました。
歯の定期検査がガン予防になると指摘するトムソン教授(撮影:李納新)
香港大学歯科学院は定期的な口内検査を行い、口腔ガンを予防することを訴えました。同大学のピーター・トムソン教授によりますと、21世紀以降、口腔ガンの発病率は流行病のレベルに達し、世界で毎年新たに発病する患者は30万件を超えていると示しました。香港ガン資料統計センターのデータによりますと、香港の口腔ガンの患者数は絶えず増え続け、1996年は394人だったのが2016年になると700人ほどまで増加し、成長率は70%を超えたということです。
トムソン教授は、「多くの口腔腫瘍はガンの早期段階を経過する。早期の症状として、口内炎の回復の長期化や紅白色の粘膜の出現、原因不明の腫れなどが発生する。これらの症状は歯科の検査で発見することができる。検査での発見は、予防と治療に重要な機会を提供している」と示しました。(RYU、星)